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地域社会人サッカーリーグと、都道府県リーグなどの話題を主に取り扱います。


by abikochiiki

これだ!

これだ!

ソニー仙台戦を受けての楠瀬監督のコメント。
http://www.zelvia.co.jp/game/newgame/

これだよ、これ。私がずっと言い続けていて、しかしほとんど理解されないこと。

負けても納得してもらえる試合。

「勝って結果を出す」「結果がすべてだ」

それは実現できるなら結構なのですけれど、はっきり言って不可能です。
なぜなら、相手もそう思っているから。

それは確かに、勝てば満足はします。しかし、相手有ってのもの。相手も同じことを考えているのだから、常時結果を出し続けることは不可能。

JFLで優勝する。それは出来るかもしれない。
が、J2にあがってそこでも優勝できるか。
どうだろう。

10年もいて下位に低迷し続ければ、満足とはいえなくなるでしょう。

J2で優勝した。出来るかもしれない。
が、J1で優勝できるかな?(J1規格のスタジアム問題は置いといて)

J1にあがって10年。優勝できなければ不満も出そう。
J1で5連覇しました。でもACLでは勝てません。
不満になりませんか?

ACLで5連覇。でもクラブワールドカップでは3位止まり。
不満が出そうですね。

もしクラブワールドカップで優勝しようと思えば、Jリーグの外国人枠を考えると、めちゃくちゃランクの高い外国人助っ人、それこそメッシとネイマールとイニエスタをバルセロナから引き抜いて、のこり8人は日本代表で固めるくらいのチームでないとだめでしょう。それでも勝てるかどうかはかなり疑問。

いくらかかるの。実現できるの。無理。

勝って結果を出して満足させるのは、今、この試合では可能でも、長い目で見たら不可能です。刹那刹那の満足は得られても、トータルで、最後まで満足させられるのかというと、勝ち続けるのは無理でしょう。

としたら、負けても納得してもらえる、応援してもらえる、お客さんがたくさん集まる、そう言う試合をしないとだめでしょう。

楠瀬さんのこのコメントを読んで、私のこの考え方にかなり近いような印象を受けたわけです。勝ったから良いではない、引き分けたからだめではない、今日勝つことではなく、トータルで満足を目指す、サッカーでお客さんに喜んでもらう、そう言った印象を受けるわけです。

こういった考え方はプロの監督(選手も)には少なく、育成畑の人の考え方だなとは思います。しかし私は大いに共感を覚えます。この人がチームを作るなら、見てみたい。試合にゆきたい。一試合二試合で実現するものでもないでしょうが、その過程を見てゆきたい。

見たい。

そう思わせるコメントです。

また、おそらくこの記者会見に出た取材者の多くは、好印象を受けたと思います。続けば、記者の中に町田のファン(楠瀬のファン)が大勢出来てくるでしょう。となれば記事も多くなり、露出も増えるはず。

楠瀬さん自身は育成の方をやりたいのかもしれませんが、私はこの人の試合を見てみたい。成長は、少年期でなくてもします。成人になったら成長しないというわけではない。この人がどのようにトップチームを育成するのか、見てみたい。

そう思わせるものがありました。
# by abikochiiki | 2013-07-03 17:33 | JFL

ありゃりゃ

ありゃりゃ

秋田監督解任ですか。
解任するなら、アルディレスだったでしょうに。
さっさと解任しておけば降格しなくてすんだのに。
どんなに我慢しても前期だったでしょうに。それを一年引っ張って、降格して。

で今度は、懲りすぎたんでしょうかね? この戦力で3位という好成績をあげながら解任ですか。チェルシーか、シティか、はたまたレアルか、要求だけは高いんですかね(苦笑)

楠瀬さんは良いと思いますが、去年のうちに代えておけばねぇ、降格しなくてすんだのに。
# by abikochiiki | 2013-06-25 20:02 | JFL
期待しすぎな日本代表と町田

コンフェデレーションズカップ、日本は3戦全敗で4位でした。
0-3,3-4,1-2。それでも4点も取ったのですから私はまあまあだと思っていますが、文句を言って監督解任などという人もいますね。

そもそもが、期待値が違うのだと思います。私は、今の日本代表の実力、学校の成績に例えれば 3 だと思っています。以前は、3でも下の方にいたのですが、ぐっと成績は上がりました。でも3。3は幅広いですから、順位的にはすごくあがりましたが、評価としては3でまだ4に達しない。3の一番上に来ましたから、順位をつければ結構上位ですが、4にはならない。

世界ランクも同じだと思うのです。32位から17位にあがった。15も順位が上がっているわけですが、ベスト32は同じ。今の日本代表は、そう言う状況かなと思います。

なので、コンフェデのようなところで、ブラジル、イタリア、メキシコといった強豪国とがちで当たれば、これくらいの成績なのではないかなと。

それに対して「日本強くなったんだ、ワールドカップ優勝だ」あるいは「ベスト4だ」とくらいに思っている人たちは、何で最下位なんだ、監督解任しろ、と思うのでしょうね。

本田が「優勝を目指している」と公言しているのは悪くないと思います。負けるつもりでやるわけではありませんし、選手は予想屋ではないのですから、優勝を目標にして良いと思います。ベスト4で負けよう、なんていう目標はおかしい。選手が優勝を目指すのはよいと思いますが、周りが「優勝と言っているのになんだ」なんて思うのは、少し違うんじゃないかなと思うわけです。

コンフェデは勝つことが目標ではなかったはず。今の日本代表はコンフェデ優勝、W杯優勝など連続して勝てるはずがない。コンフェデでは負けても経験を積むことで、少しでもW杯にプラスにしたい。そう言う目標だったのではないかなと思いますけれども。

ザッケローニの選手起用に納得しているわけではありませんけれども、コンフェデで負けたことはよいことだったと思いますよ、W杯で(少しでも上まで)勝つためには。

町田ゼルビアも、期待値という点では同じことがいえるのではないでしょうか。はっきり言って今期の選手補強の状況を見ても、優勝ではないな、と思っていました。今3位につけている。上出来ではないかなと思います。

最初の10試合に見せた無失点試合が出来なくなり、失点が多いのが課題ではありますが、開幕前の補強の状態から見れば、3位は悪くないと思います。

でも、そう言う現実を無視した高言があって、それを信じて、一途に応援してきたサポーターからしてみれば、首位をかけた決戦に大敗して怒りが吹き出すのもわかります。

選手が優勝を目指すことはよいですが、今年よりも将来を見た補強をして、それならそれで良かったのに後から帳尻あわせのような補強をして、高言をする。

そりゃあサポーターも怒りますよ。彼らはほんとに一途なんだから。


良い若手がいます。数年後にはとても楽しみだと思います。
でも彼らを引き留めておけるかな?
そう言う経営が出来るかな?

そこに口を出せるのはサポーターしかいない。
サポーターは社員ではありません。お客さんです。
金を払っている客なのですから、経営にだって文句は言える。


アルディレスという希代の無能監督に解任要求を突きつけることが出来たのはサポーターだけ。それをしなかったのだから、今の現実も仕方有りません。今の実力は3位で上出来。それでも上に行く可能性はゼロではないので、それを願って応援してゆくしかないと思います。

学校の成績表で言えば、町田の実力は4の一番下くらい。それが4の一番上にいるのですから、ほめて良いのではありませんか。ただし5は狭き門です。

なかなか取れませんよ、5は。
# by abikochiiki | 2013-06-24 13:11 | JFL
エリースFC東京 1-3 tonan前橋

昨年2位のエリースFC東京。今年は優勝候補かと思いきや、苦戦しています。

序盤はエリースのペース。決定的場面が幾度もあり、DFラインの裏へ抜け出しての大チャンスも、GKのファインセーブやポストにすくわれたりで、得点できません。

後半、エリースが大きなチャンスを逃した後、ありがちなようにtonan前橋が先制点をあげる。しかしエリースもすぐに同点に追いつき、さらに勝ち越しのチャンスを迎えるが、シュートはサイドネットへ。

その後足が止まってきたエリースに対してポゼッションでも上回り攻勢をかけるtonan前橋が2点を追加して、1-3で勝利を挙げました。

良くあることだけれど、序盤の好機にエリースが先制点を挙げていたら、同点からの勝ち越しチャンスをものに出来ていたら、たら・ればの世界ではエリースにも十分勝機がありました。

しかしトータルで見ると、勝つべきものが勝ったのかなと思います。
気温が上がったこともあって足が止まったエリース。しかし体力だけの問題ではなかったと思います。序盤の良いときから、パスのだし先を探して足を止める場面が見られました。後半はきわめて多かった。出して側の問題、先に見ておくと言うことが出来ていないと言うこともあるとは思いますが、主因は受け手側が、もらえる位置まで動いていないと言うことに有ったようです。パスミスも多く必用のないピンチを多く迎えていましたが、結局は受け手がよいポジションを取れていないことが、つまりは足が止まっていたことが、原因だったように思います。

今期今ひとつ勝ちが伸びずに低迷している、その状態が良く現れていたでしょう。

一方tonan前橋のイメージもずいぶん変わったように思えます。以前は大柄で、大味で、大砲型のチームだったように思っていましたが、今回は機関銃型のチームに変貌しているような印象です。昨年までのエリースや、Y.S.C.Cなどのような印象です。tonan前橋らしくないと言えばらしくありませんが、着実に勝ち点を取ろうというチームになってきたのかもしれません。

関東リーグ一部は、(意外にも)ヴェルフェたかはら那須が首位。一部で首位になったことは有りましたか? 初のような気もします。2位にはさいたまSCとFC KOREA。tonan前橋が4位です。優勝候補と思っていたエリースは6位。東京23FCは7位と低迷しています。しかし今後調子を上げてくれば、大混戦の可能性もあり、かなりおもしろい戦いになってくるかもしれませんね。


JFL FC町田ゼルビア 3-4 FC琉球
あれあれ。10試合で3失点はすばらしいとほめたら、一気に崩壊して4失点ですか。
負けたことは仕方がない。必ず負けるときはくるので、負けは仕方有りませんが、4失点はいけない。1-4になってから攻勢をかけて3-4まで追いついた。でも、アウェイで、応援の多い町田で、3点リードした琉球が守備的意識を持つのは当然のこと。そこで攻撃できるのは普通のこと。2点取ってあと一息までいったとはいえ、それはすばらしいことではなく、普通のこと。たまたま点が入ったから良かったとは言え、逆に言えば後1点は入らなかった。後1点が届かないのはサッカーでは普通のことなので、問題は4失点にあります。4失点は、普通のことではない。

前にも書きましたが、今の町田は守備意識を高くすることです。優勝を目指し、J2復帰を公約しているのなら、守るしかない。無失点を伸ばすしかない。そのうち、点も取れるでしょう。

勝つことがすべてだとは思いません。プロであれば、お客さんを喜ばせることが第一で、喜ばせる手段として勝利がある。目的は勝利ではない。なのでお客さんが満足したのなら3-4の敗戦でも良いのですが、その一方ではJ2復帰を公約している。J3参入が公約なら何の問題もありませんが、勝つという約束をしたのなら、そのためのベストを尽くさねばならない。今の町田が勝つためには、守ることです。
# by abikochiiki | 2013-05-13 13:17 | 地域リーグ
横河武蔵野FC 0-1 FC町田ゼルビア

久しぶりのサッカー生観戦。やっぱりサッカーは生に限りますね。

でもって採点は・・・50点?
結果から言えばすばらしいですよね。8戦負け無し。6連勝。4試合連続クリーンシート。7度目の完封。10試合で失点3はリーグ一位。点差は一点であるとしても、この勝利は立派です。相馬監督の時、開幕2戦目から7連勝したのに続く6連勝ですし、あのときは7連勝といえども最後の4つは連続失点。その後の9試合を含めて13試合連続失点の口火でもあったわけです。しかし今回は逆に4試合連続クリーンシートですから、内容的には上かなと思います。

ただ、今日の試合で言えば、今まで伝え聞いていたところの「安定した守備」とはかなりかけ離れた内容で、ぎりぎり守りきったか、と言う印象でした。三鬼海、うまくてきれいにかわして見せたりもするのですが、うまいが故に持ちすぎるように思えます。序盤はうまさが目立ちましたが、前半の終わり頃からは持ちすぎるところを狙われるようになったと思います。深津康太、もっとヘディングが強かった印象があるのですが、今ひとつ制空権を握っていたとは言い難い。他の選手も競り負けるところが多く、浮いた球に対して今ひとつ弱かった。しかも、JFL屈指のポゼッションを誇る横河だけに、足下でも奪われる場面も多くて、セカンドボールの支配率はかなり低かったように思えます。後半は6-4か7-3でポゼッションされていたのではないでしょうか。シュート数も前半7-4に対して後半は3-6。3-6という数字以上に攻め込まれていた印象です。

攻撃面でも、バックスの裏に出すのは前半のロングボールのみ。ショートパスをつないでも、DFを背負った状態でのポストに入れるばかりで、それでは決まらないのでパスを繰り返しているうちに奪われる。よくバルセロナがやるような、DFライン上に人数がそろって、その裏に出せる場面は何度もありましたが、そう言うアイデアはなかったようですし、そこへ走り込もうという選手もいない。唯一、アンデルソンが入ってから出そうとしていましたけれども、抜け出す選手がいない。バルセロナだから出来る、と言うところはもちろんあるとしても、アイデアが無くて手詰まりに見えてしまうのは残念でした。場面としては絶好の場面までは持って行けていたので、抜け出すところまでは出来たのではないかと思います。それでも、ミドルシュートがあったのは、枠を外していたとはいえ、少し良かったかも。

選手交代も少し疑問。守備的に交代するのがよいとは言いませんが、1点リードしていて、向を岸田に、藤田をアンデルソンに。守備を固めるのがよいとは言いませんが、少しリスキーな気がします。この後ポゼッションがさらに低下した感は否めません。岸田もアンデルソンも良かったと思いますし、守りに入るのは危険だったろうとは思いますが、やはりリスキーかな。3人目の交代枠を使い真野を太田に代えたのが、まだラスト15分を残してのこと。タフで名をはせた秋田監督だけに怪我で交代するということはあまり考えていないのかもしれません。うーん。積極的で良いんですが、、、、うーん。

確かに連勝していますし、上位につけていますが、あまり自信を持ちすぎず、堅実に無失点記録を伸ばすことを考えた方が良いと思えます。10試合で3失点はすばらしい。次の10試合の目標も3失点に抑えることで、点を取ることに切り替えない方が良いと思います。

開幕前から思っていたように、守備陣はJFLで十分戦える守備陣ですが、今日の出来を見ても「圧倒的」とはいえない。攻撃陣も良くなってきているとは思いますが、JFLを攻撃で勝ち抜く、と言うほどではない。まだ、ない。これから讃岐や長野など攻撃力のあるチームと当たります。今日の横河にしても低いコーナーキックを使ってきましたし、一つ合わせられていたら失点していた可能性は十分あります。けして万全ではない。

しっかり守る。これからの10試合も、それが最重要かなと思います。



横河のGKは藤吉でした。ユースから来た若いGKですよね。横河と言えば飯塚、あるいは関野、タイに行った高松などのイメージでしたが、飯塚は膝にテーピングをしていたので、怪我だったのでしょうか。藤吉もかなり良い反応で決定的場面を何度も防いでいました。それが決まっていれば町田に対する印象も違っていたかもしれませんが、決定的でも決まらないのもサッカーですしね。GKは一人しか出られませんが、藤吉もすばらしかったですが、飯塚もまたがんばって欲しいですね。
# by abikochiiki | 2013-05-04 18:01 | JFL